CPUレベル
イージー、ノーマル、ハードの三段階から選ぶ事ができます。
強いレベルを選ぶ程アルゴリズムが優秀になります。


※どの難易度を選んでも対人戦と比べてダメージ量が変わる事はございませんのでご注意ください。
例えばメディがボスだからといってプレイヤーに与えてくるダメージが本来の性能より特別に増加するという訳もなく、プレイヤーのHP耐久力も落ちる事もありません。

戦闘中は自動でCPU専用の配列変数に様々な情報が収められていくようになっています。

CPUは常に収集した情報に元図いて、どの作戦をどのタイミングで行うかを条件分岐させ見極めています。

●観察
プレイヤーキャラクターの各状態が何度繰り返されたかカウントされます。例えば戦闘中に立ち中攻撃を2回繰り返したのであれば、その”状態の回数”が配列変数に保存されます。

●実行
プレイヤーが繰り返した”状態の回数”が、CPUの各”作戦”に定められている”許容数”を越えた場合、状況次第で条件分岐を起こし特定の行動に移るようになります。

●分析
CPUは”作戦”の行動に移った場合それがどのような結果を招いたのかを学習します。もしも作戦実行中にプレイヤーから技を潰されたりした場合、”ミス”という配列変数に失敗したという記録を残し次から、その行動を抑えるようになります。

●調整
“作戦”が成功するか、もしくは失敗しなかった場合でもパターンをプレイヤーに読まれないようにする為、連続で技を出しすぎず一定時間あえて封印するという段階を挟む事があります。

基本的には以上の処理を駆使してプレイヤーを見極めながら動いています
とどのつまり。

●プレイヤーが繰り返し同じ技を使いすぎると、立ち回りのチープさをCPUに見透かされ対策されるようになります。

●CPU自身が失敗した行動を学習すると、その動きを抑えていくようになります。プレイヤーによるCPUに行う対策も成功したところで一時的な得、程度になりやすいという事です。

●かといってCPUはあえてプレイヤーに有効であろう作戦を封印して時間を置く事もある為、プレイヤーは不意に対策などをされる事もあり試合のペースを乱されやすくなります。

※”ミス”という変数が用意されていない場合は固定の動きをし続ける作戦も存在する為、例外はあります。うまくいけばCPUを”ハメ”る事ができるかもしれませんね。


大雑把に言い表すと、このようになりますが。これらの事を踏まえた上でCPUに対して有利になる方法として幾つかのコツがあるのです。


●1つの技に固執せず他の技も使う事。
●できるだけ無駄な動きを抑える事。
●CPUの様々な状態に攻撃をヒットさせる事。


そもそも、これはCPUが相手ではなかった場合でも応用できる考えです。同じ技ばかり単調な使われ方をすると行動を読まれやすいものです。
もちろん、この工夫をした所で必ず勝てるという保証はありませんが、やらないよりは強気に戦う事ができるはずです。


※ちなみに画像の赤で囲まれている所の状況は作戦Dが”プレイヤーのしつこい下段対策の下段透かし”だった場合。
プレイヤーがしゃがみ中攻撃を放った時、CPUは下段透かしを試みたものの超必殺技などでキャンセルされた結果、1度しゃがみ中攻撃に対して作戦Dが失敗してしまったという事です。
CPUは、しゃがみ中攻撃に対しての下段透かしは抑える事になります。
しかし、しゃがみ強攻撃に対しては狙い通り下段透かしが成功しダメージを与える事ができた為、またウェイト後すぐに使い続けるという判断がされています。

●独り言ですが私の性格上、できるだけ対戦相手に気を遣われたくないと感じる方なので、このような仕組みにしました。
CPUに手加減してもらうという事に対して、優しい友達に八百長を強制している気持ちになったのです。
極端な事を言えばCPUもケモノもそれぞれに性格がある、うちの子です。テストして戦っているうちに、うっかり情が湧いてしまいました。
それを踏まえた上でCPUに人間様の強さをしっかりわからせてやってください。